
歴史的な米朝首脳会談
トランプ大統領は、北朝鮮指導者の金正恩氏と6月12日にシンガポールで会談しました。主な内容をご覧ください。
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マイク・ポンペオ国務長官は、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩氏との首脳会談を前に、6月11日にシンガポールで開かれた記者会見で「北朝鮮との外交交渉で我々が求める最終的な目標は変わっていない」と述べました。
また「米国は、朝鮮半島の完全で検証可能かつ不可逆的な非核化という結果以外は受け入れない」と語りました。
トランプ大統領、米朝会談に向けて準備

トランプ大統領は6月7日、安倍晋三首相とホワイトハウスで会談しました。その後の記者会見でトランプ大統領は「朝鮮半島の非核化は、北か南かを問わず、朝鮮半島の全ての人々、そして世界各地の人々に、繁栄と安全と平和の新時代をもたらす」と述べました。
トランプ大統領は、6月12日にシンガポール・セントーサ島のホテルで、北朝鮮の金正恩氏と会談します。会場は、両首脳の到着に備えて警備体制が強化されています。

トランプ大統領は6月7日の記者会見で、「日米のパートナーシップは、この重要な瞬間を迎えるために非常に重要な役割を果してきた。今後数週間も緊密に連絡を取っていく」と述べ、安倍首相に謝意を伝えました。また、トランプ大統領は韓国の文在寅大統領の協力に対しても、感謝の気持ちを表しました。
その後ホワイトハウスで行われた会見で、マイク・ポンペオ国務長官は、「トランプ大統領は楽観的だが、首脳会談には油断せずに臨む」と語りました。
また国務長官は、「過去には数多くの不十分な合意がなされてきた。トランプ大統領は損な取引には応じないと思って間違いない」とも述べています。
米国は常に日本および韓国と結束して北朝鮮の脅威に対処してきており、北朝鮮も未来に対し、これまでよりも前向きな展望を持っていると信じている。ポンペオ国務長官はこのように語り、
「間もなくシンガポールに行くのを楽しみにしている」と付け加えました。
(© AP Images)